トップメッセージ

ごあいさつ

 

 皆様におかれましては、平素よりAZ-COM丸和ホールディングスグループをお引き立ていただき誠にありがとうございます。

 

 昨年5月に新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5類に移行したことで、訪日外国人観光客の増加など国内の人流が回復し景気は持ち直している一方、原材料やエネルギー価格をはじめとする物価高騰による影響が懸念されるなど、先行きは依然として不透明な状況が続いております。

 

 このような状況の中、おかげさまで当社は昨年8月に設立50周年を迎えることができました。これもひとえに皆様方のご支援とご厚誼の賜物と深く感謝し御礼申しあげます。10月7日には1970年の創業、及び1973年の会社設立以来、多くのステークホルダーの皆様にご支援いただいたことへの感謝の記念行事として、ザ・プリンス パークタワー東京にお客様・お取引先様など関係者約1,000名を招待して祝賀会を開催しました。当社グループはこの度の50周年を「第三の創業」と位置付け、次の50年へ、経営理念である「お客様第一義」の実践でこれまで以上に高品質なサービスを提供してまいります。そして、企業文化である「桃太郎文化」の実践でお客様に「感動」と「満足」を提供し続け、一層の業績向上と企業価値最大化への歩みを加速してまいる所存です。

 

 また昨年は丸和運輸機関ラグビー部「AZ-MOMOTARO’S」が、関東ラグビーフットボール協会トップイーストリーグのBグループで2位となり、12月24日の入替戦で勝利し、来シーズンはトップイーストリーグAグループへの昇格を決めるなど明るい話題が続きました。

 

 本年は、2025年3月期までの3か年を対象とした「中期経営計画2025」の最終年度となります。2025年3月期の決算ではグループ連結で売上高2,400億円、営業利益171億円、経常利益175億円を計画しております。この計画達成のためには当社のコアとなる「EC物流」「低温食品物流」「医薬・医療物流」の各事業ドメインにおける物量増大への対応、深刻化する人材及び稼働車両不足の状況下における事業拡大に資する人材の確保と育成、DXの推進と適用による省人化・省力化、生産性の向上が必要不可欠だと捉えております。

 

 また、更なる事業拡大のため、限られた経営資源を適正に配分し、成長事業への集中投資と低収益事業の再生・再編による経営の効率化を図るとともに、ESG経営にも積極的に取り組み、経済的価値の最大化と社会的価値の創出の両立を目指します。加えてSDGsの取り組みの一環として「BCP物流」を強化し、社会インフラとしての強固な物流ネットワークを構築します。BCP(事業継続計画)については、一般社団法人「AZ-COM丸和・支援ネットワーク」を中心として自治体や企業と「大規模災害時における支援活動に関する協定」を締結し、「3PL&プラットフォームカンパニー」として、物流面からの広域支援を推進してまいります。昨年6月にはAZ-COM丸和・支援ネットワークが、内閣府より災害対策基本法に基づく指定公共機関に指定されましたことをご報告します。

 

 少子高齢化を背景とした労働力不足、ドライバー不足という課題に対しては、ダイバーシティ経営を推進し多様な人材が活躍できる環境整備に取り組みながら、『人財』の採用と育成に注力します。毎年600人、5年間で3,000人の新卒社員、また中途採用は毎年400人、5年間で2,000人、合計5,000人の採用を目指し、多様な人材が活躍できる環境整備に取り組みます。

 

 これからも環境変化に強い社会インフラとしての物流基盤の構築に継続的に取り組むと共に、持続的な成長を実現してまいります。皆様におかれましてはこれからも一層のご支援、お引き立てを賜りますよう、何卒宜しくお願い申しあげます。

 

2024年1月


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